脅威=キャラクターとして扱う

※そもそも「ルールブックよりもGMの裁定を優先するものである」ということがルールブックに記載されているため、最終的にはそのセッションではGMの判断が優先されます。ギフトの使い方で判断が難しい場合はセッション開始前にGMに確認したほうがよいです※

以下は自分がルールブックを読んだ上での裁定判断です。ご留意ください。


▼脅威=キャラクターとして扱う裁定にしている理由

・前提として怪物の本体と脅威はキャラクターの上位データ・下位データである。上位・下位の説明については「連動」に関する説明を当てはめるものと思われる。

・「●18-04.本体と脅威の連動●戦闘状態(1巻)」の項目に『各脅威が飛行、潜水、捕縛状態になっても、本体は飛行、潜水、捕縛状態にはなりません』との記述がある。この項目では独立の脅威だけにその効果が適用されるかどうかの記載はない。

・18-04の直後の項目で「独立タグと独立ではないタグの相違点」について書かれている。この項目で本体と脅威の連動について説明していないことから「脅威が何らかの状態になった場合でも本体は同じ状態にはならない」という説明はすべての脅威に適用されるものと判断できる。(独立のみに適用される効果なら独立タグの項目で説明されると思われるため)また、独立の脅威は本体の状態に引っ張られない説明もされている。

・1巻の時点で自分以外を「飛行」「潜水」にできる効果のギフトは、キャラクターを選ぶよう記載されている(【天空の翼】【海の覇王】のみ)

・1巻の時点で飛行状態になる効果を持つ脅威は【ハーピー】(独立)のみである。

・1巻の時点で脅威のみを飛行状態にする本体効果を持つ怪物はいない。

 上記のことから、「独立ではない脅威が何らかの状態になり怪物本体がその状態に追従しないという状況は、PCが【天空の翼】か【海の覇王】を使用する想定」である(1巻時点)。どちらのギフトもキャラクターを選ぶ効果であるため、脅威=キャラクターでなければ「●戦闘状態」の説明が成り立たない。


※補足1:汎用ギフト【火球】
キャラクターを目標に選ぶ赤赤赤ギフトなので、独立以外の脅威=キャラクターが成立しないと独立以外の脅威を火球で撃破できなくなる。


※補足2:ヤマト神群ギフト【天鳥船】
1巻14戦闘「遭遇シートの読み方」にて、パラグラフ1〜5が脅威カードやPCコマを配置する場所、欄外がPCたちのみ配置できる特殊なパラグラフ……とあるので、脅威をキャラクター扱いしたとしても欄外には移動できない。飛行状態にはできる。


これは別件だけどX検索していたら見かけたので

▼独立の脅威を撃破した時に怪物本体の生命力は減る。

・2巻リプレイ決戦フェイズにて「サチコ」が「独立のタグを持つ脅威」に8点のダメージを与えた際、怪物の本体の生命力も8点減少しているため。

脅威も絶界も怪物が作り出したものだから、その一部が撃破されたら独立で切り離されていても怪物本体のエネルギーが削れたということで生命力が減少するのかもな〜という解釈?


※重ね重ねになりますが、ルールブックよりGMの裁定を優先するものであるとルールブックに記載があるため、最終的にはそのセッションではGMの判断が優先されます。ギフトの使い方で判断が難しい場合はセッション開始前にGMに確認してください※