ダンジョン飯:マルシルとシスルの話

本編とデイドリームアワーに関するすべてのネタバレが含まれます。


 エルフのすきなところ 
 エルフ関連の話でどうしても泣いてしまうのでシスルの話 くるしむ

 ダン飯読み終わってしばらくはマルシル……うぐうう……マルシル、どうするんだよお……になったが、随分経ってからはシスルのことを考えて天井を見上げている

 シスルの最期がほんとうに

 ………………

 むずかしい。いろいろな言葉が浮かんでは消えるが、つまるところ言葉にしたくないのかもしれない。

 マルシル、シスルと人間が大事で護ろうとした者たちの行いが、叶うことのない傲慢としてえがかれているの、めちゃくちゃかなしいんだよな。でもそこがすきで……。

 マルシルはパパとピピ、からの迷宮の兎回でなおさら追い詰められた感じがするからナイトメア回と迷宮の兎回がめちゃくちゃすき。そりゃそうなるだろ。そうなるだろ……。

 多分ごく一般的な世界にとっての正しい愛って死を受け入れて見送ることなんだろうけど、それができなくて苦しむひとたちが悪ではなくやりすぎとして扱われているのはちょっと救いなのかもな……いやわからん、悪なのかな。でもそういう傲慢な夢をえがいた者たちは怒られはしても断罪されたわけではないのがなんだかすごく……よかったんだよな。悪というにはかなしすぎるから。愛ではないかもしれないけど……でも正しい愛ってわたしはむずかしいなとおもうから、やっぱり傲慢な庇護欲のことはすきなんだよな。おろかでかなしい。でも同じ立場ならそうならないとは言い切れない。

 わたしがいちばんすきなエルフはミルシリルなんだけど、そのあたりが割とキャッチーに存続している感じが好きなんですね。これはカブルーが上手にかわせるようになったから許されている部分が大きいわけですが。見る人が見たら過干渉と過保護でゲロ吐くとおもうんだよな、ミルシリルって……。すきだ。

 OPでデルガルとハッピーに思っているシスル見るだけで毎週 ヴワッ…… ってなってしまう。泣いてしまうが……。愛情ばかりは褒めてよ!? 愛情ばかりは褒めてよ……。

 シスル、ダンジョン飯という漫画が開始した時点でもう詰んでいるというか、本当の望みが叶わない状態でスタートしている 終わっている どうしようもなく

 さいごにデルガルのふりをして抱きしめてくれるヤアド、あまりにも慈愛。

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ダンジョン飯:ライオスと金獅子のビーエルあるいは食欲の話

本編とデイドリームアワーに関するすべてのネタバレが含まれます。
また、ビーエル苦手な方、または知らない方は読むのをやめておいてくださいね。


 ライオスと翼獅子はリバ 
 ライオスと翼獅子(≒悪魔)はリバだと思うんですが、ライオスの本当の夢が魔物に食べられることだったので、結局本質的にライオスは受けなんだろうなとおもいました。

 自分の中のフジョシの教科書として食べられたいやつは受けたいだと思っているので、食べたいやつは攻めだし、だからライオスのことはずっと好きなタイプの攻めだな~と感じていた(だいすきだからたべたい!の発想)んだけど、根っこが受けで大変混乱したんですね。本編後に急にひっくり返されたわけなので……今は受け止められています。 ?

 自身が食われることを循環の流れの一つとして良しとする翼獅子も、性質としては相当近いんだけど、翼獅子はどちらかというと「最後に俺が勝つからだ。勝つから楽しーんだ」っていう仙道彰理論なんですね。翼獅子としては他者を食わせて養い、そして最後に自分がご馳走をたらふく食べる、というのが根源的な欲だから、立ち位置の基本は食べる側なんですよ。

 ライオスは魔物が好きだから食べたい気持ちが湧いてきたけど、最終的には自分が食べられたい、だからやっぱりここは似て非なる欲求なんだろうな。鏡の向こう。でも本来であれば対立する欲同士ではないと思うから世界の流れがああだっただけなのだな〜。数ある世界のどこかにはライオスと翼獅子が対立せず寄り添う(またはライオスが自分を食べさせる)世界もあるのだとおもう。直前で、ずっと満腹であることを苦痛だと文字通り死ぬほど感じた場面であるから……タイミングが悪かったね。本当にそう?


 飯を食う漫画の見落とされがちな命題 

 わたしは食の喜びを知らない存在が、食の喜びに目覚める描写が大好きだし尊いと思って生きているけど、ダンジョン飯に限ってはそれがさまざまな事件や騒動の大きな原因になっていったのだな〜と思うと感慨深い。ダン飯出る前から九井先生の描く世界のファンだったけど、俗に言う「いい話」のめでたしめでたしの後のことをご都合主義以外の観点でとらえる人なんだな〜というのはあった(そこやっちゃうの!?みたいな感覚を持つというか、そこ触らなければ平和じゃん!なところを敢えてピックアップされるというか)ので、悪魔がおいしいものを知った後の話をスタートさせるのはそれは……そんな〜 そんな…… そして世界は救われたが悪魔は満たされたわけではない(かと言って悪魔が不幸になったとも言い切れず、真に不幸なのは誰か?は人間側に手渡された)というのがやっぱり話がうまいよなあ。わたしはずっとマルシルの夢や恐怖は……どうなるんや!!というのを抱えている。イーン。ここをきれいに大円団にもっていかないの、信頼が置けるんだなあ……グエー。

 お前たちは飢えるために生きているのだな、というのも、「美味しい」と言う感情が好きで、美味しいご飯をみんなで食べるのが好きな人間からすると、ものすっごい皮肉でウワーー!ってなったんだよね。これもその「そこに触れちゃうんだ!?」っていう……ところ。おいしいご飯を題材にする上で、飢えというのは言わば対極に位置するものだけど、それがあるから美味しいという感覚が生まれるので…… 必要悪というのはまた違うのかもしれないけど、美味しいという喜びを得るために必要なのが飢え(お腹が空くという状態)だから、美味しい思いをするためには飢えることが必要……なんだなあ。ずっと満たされた世界、飢えることのない世界、を否定したライオスたちに対して、悪魔側したらそりゃそう見えるよな〜という一言……おそろしい言葉だよ。すべてのご飯がおいしい漫画の、言わないでいたことだもんな。だってご飯が美味しい漫画って、だいたいは空腹はよくないこととしているだろうし、美味しいご飯を食べることがその漫画にとっての正義だから。スーパーヒーローがかっこよく存在するのに手っ取り早いのはものすごく悪いヴィランが存在するという……そういう感覚。空腹をよくないものと仮定しつつも、その実はその空腹によって潤いを与えられているという命題を……言っちゃうんだ!?って……なるよ。しびれる。食が好きな人からは出にくい視点な気はする。


 目的と方法 

 こんな真面目な話をしようと思っていたわけではないんだって……。

 でもライオスの欲求の根源は魔物に対する愛だから、それって……食べたいの欲求がつよいわけではないんだよな。「魔物を愛する(または愛される)」方法のひとつとして「食べる」があるから、ライオスにとっては方法のひとつなのだとおもう。食欲がメインじゃなく、魔物愛がメイン。だからこそライオスの本当の願いは、魔物愛ゆえの食べられたいなのだろうな。

 逆に言うと欲獅子は「食べたい」欲求がメインだから、他者をかわいがったり養ったりすること、つまり「他者を愛する」ことこそが、食べるための工程のひとつであり、食べるための方法のうちの一つなんだな。そりゃライオスとは似て非なる立場になるよなあ。

 愛する(愛される)ための方法として食べるがあるライオスと、食べるための方法として愛する(愛される)がある翼獅子という構図。


 悪魔からの総評 

 ともかくも翼獅子は食欲から解放されたし、しかもライオスは翼獅子に対して哀れみすら持っていたわけだけど、その哀れみを自分に返されるとは思っていなかったのかなあ。ライオスとしては、元々持っていなかった欲(おいしいものをたべたい)を知ってしまったことを悲苦しみだと感じたのだろうけど、ほとんどの命がその欲(引いては、苦しみ)を最初から搭載している生き物たち(そして満たされた世界を否定までした!)は、やっぱり翼獅子にとっては「飢えるために生きている」という総評になるんだろうな。

 ライオスの魔物愛も、欲獅子の食欲も、どちらもそれぞれ自身が生きるためには一切必要のないこと(要するに趣味)である、というのもまた似た根源を持つ者たる所以なのかもしれない。生きるために不要だけど、それがあると豊かになるもの、というのがそれぞれの行動の根源にあったのだな。そういう意味では良い対立関係だったのか。

 悪魔としては地上に生きる命たちがかわいいし、おいしいから、養ってやりたいとおもうには充分な素質があって……だから満たしてやるってなったわけで。自分たちのお腹も膨れるし、そのついでだから、そういう意味では「騙してやる」というよりは本当に「幸せにしてやりたい」(自分たちのついでに)はあるんだろうな。感情としては重くないけど、そこに嘘はなかった。でも結局、生き物は満たされているだけではダメで、感情の落差が旨みにつながる話もあったから、きっと翼獅子の作り出そうとした世界はゆくゆくは地獄みたいになったろうなとは思う。うーん、スパダリに見せかけた悪魔。

 でも得てして悪魔ってそういうものか……。ヒト側からつけた勝手な呼び名だけど、わたしはヒトなのでなるほどなあとなってしまうな。言い得て妙だ、悪魔。そしてこのヒト側からの勝手な評価が悪になるだけで、本質的に悪かというと、多分そうではないのだろうな……と感じさせるところも本当に漫画がうまいよなあ。結局は魔力の根源ってだけだもんね。ヒトと意思疎通をとりやすくした形が悪魔になっただけで……だから結局ヒトが魔力を利用しようとしなければ生まれなかった存在で、つまるところ……ヒトがいなければさあ……っていう話……。ヴゥー! 皮肉をえがくのがうますぎる。


 マルシルの未来のこと 

 今生きている迷宮の主(過去形含む)がエルフしかいないのもすごくいいんだよな。いいんだよな……。マルシル……どうしたらええんや。解決してないんだよぉ〜〜。そのための研究をしているにしても、あっという間にチルチャックは寿命がくるんだよな。というかさりげなく「俺が死んだら」とか言うのやめなねほんとうにね。でもチルチャックにとってはそれが普通の感覚なんだろうな~~マルシル~~~~~~。さらりとライオス王の死後の話も漫画で出されていたけどオーーーーーーーイ 死んどる~~~~オーーーーーーーイ!! マルシル〜!!

 横道に逸れ続けてしまう。ダン飯、マルシルの未来のことを考えるとくるしみがすごい。とは言ってもきっとある程度どのエルフもどのハーフエルフも通ってきた道で、マルシルはまだハーフエルフとしては若いから、きっともっと長生きしたら考え方も変わるだろうし受け入れていくのだろうなとも思うけど……イヤァ~~!? だとしてもつらいことはすぐ近い未来で起きるんだよなあ~~!? マルシル……。


 結論 

 横道に逸れ続けてしまう(2回目)この感想、そもそもライオスと翼獅子のリバの話だったの嫌すぎるな。ごめんね……。でも読了してからずっとそこが気になっていて……。もう結論を言ってしまうと、根源的には受けになりたい物理的攻め(そして周りからも攻めだとしか思われていない)のライオスと、根源的には攻めだし自分が最終的には攻めに落ち着くと思っていたけど物理的に受けになってしまった翼獅子だなって。カスみたいな結論で終わるな……。終わろう……。ああでも自分が最終的に食べられたかったことをちょっと言い淀むライオスはすごくよかったです。Sexy……

 自分の思想(食べたいは攻め、食べられたいは受け)において一番の被害者は実はミスルン隊長なんですね。流れ弾すぎる。だって……食べ残されたことを本当は悲しく思っていた、食べられたかった、ミスルン隊長って……つまり…………解散!!!!

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チェンソーマン第一部最終話まで ネタバレ感想

マキマさんは最高の女だと思っていたので蓋をあけてみたら色眼鏡で見た推しに自分の解釈を押し付けるイタいOLだったけど最終的に美味しく食べられたからデンジとマキマさんよすぎなんだよな。


 2022/11/11 
いや天使の悪魔のあたりとかアキくんのあれとかこれとかあたりであっあっもうだめだこのひとは……だめかもしれん……となって犬に囲まれてネタばらししたあたりで最悪だ〜〜!!!!となってフィーバーしたけど でもあのあたりはちゃんと悪魔だな〜と感じたし人間の基準で計ってもしゃーないとおもうのでそこは良かったんだけど。

推し本人を推しと気付かずに自分の解釈を押し付けるあたりのイタタ感が一番かなしかったな。

でも好き。

やっぱミステリアスな女はミステリアスなままでいてほしいよな。

でも好き。

矮小な女だったというかんじ。

でもかのチェンソー様も実はちょっとデンジがいなくなっただけでぽろぽろ泣いちゃってたから悪魔けっこう心弱いのかもしれん。ぱわちゃんもそうだが。

かわいいね 悪魔たち

ビームくんとポチタがデンジ不在時にお留守番するだけの漫画とか読みたいもんな。

マキマさんはチェンソー様に食べられたかったのもあったようだけど、チェンソー様が食べなかった理由って結局あったんだっけ。

一部最終話の印象では、チェンソー様としても、マキマさんを誰かに抱きしめてもらってほしかったのかなーとおもったが、謎である。

チェンマ好き絡みいっぱいあるけど一番見たいのはチェンソー様❌銃の悪魔だなあ よすぎるので…………

人の形してる人たちだったらわたしはえっちなお姉さんと童貞によわすぎるからデンジとマキマさんのあれこれがよすぎ よすぎ〜!かなしい 好きだよ どうにもならねえんだわ よすぎ。

好きな相手は最終的に食って腹に収めたいというのがわたしの魂の根源にあるのでデンジが生姜焼き食いながらマキマさんの味を噛み締めているのよよよよすぎ〜〜〜これを週刊少年ジャンプでやってくれるのほんとうにすごいな すごかった 一話から最終話までずっとフルスロットルでだいすきだった漫画。

あれだけ裏切られても結局マキマさんのことすきなの刷り込みありとしてもよかったなあ よかった 嫌いになれないデンジくん 情が深い男だよ 早川家のこともポチタのこともレゼのこともそうだけどどうしよくもなく愛のあるスラムの子供でいい。

そういえば二部で人間はくわねえよ!からの食ったとしても一人だけだね!って訂正入れるところめちゃめちゃすきなんだけどマキマさんのこと今でも咄嗟に人間カウントしてるの愛だな〜とおもう いとおしいね。

あとクァンシ様と岸辺さんの過去のやりとりすきすぎるんだよな かわいいね もう何も見たくねえが……

アニメ一期は姫パイがしぬとこまでやるのかな……幽霊の悪魔のビジュアルでてるし……ゴールデンボウルいっぱい出るから大会までやる?のか?サムライソードさんのビジュアルかっこよすぎるのですきだ おじいちゃん子かわいいし。

二部は吉田と蛸の悪魔の掘り下げ待ってます。

ONE PIECE 1031話 ネタバレ感想

サンジさんとロロノアの話しかしてない


 2021/11/09 
わたしは485話“麦わらの一味・海賊狩りのゾロ”(ロロノア・ゾロがくまのダメージにくきゅうを受ける回)でサンジさんが死に花って言った時点で死に対する覚悟がなんか……自己犠牲による死を美化しているよな〜というのがあって

いやこれは生い立ちというかゼフに生かされた経緯がでかいと思うから一概にどうこう言えるもんじゃないんだけどそれでもやっぱりなァ……バラティエの時も自分が死んでゼフを助けることを簡単に選んでしまうところがあったわけだけど、それが485話で如実にあらわれていたというか……とにかくサンジさんて基本的に根っこの部分では自己肯定力が低い(これもジェルマのせい)んだけど……だからこそ死が必要なときに真っ先に自分を差し出しがちというか ハァ〜 ほんとに 生い立ちのせいなんだけど 生い立ちのせいなんだけどコラ〜!てきもちにはなるのよ。いや、でも生い立ちのせいだけではないのか!? 自分の命の価値の話はジェルマのせいにしても、死を美化し始めたのは、ミホークに対峙したゾロの言動にかなり感化されている気はする。ミホークとの一騎打ちで負けを悟ったゾロが自らミホークに斬られたのを見て、簡単だろ野望を捨てるぐらい!って咄嗟に叫ぶ時点で、あの時のサンジさんって生きることが大事で夢や野望は二の次だった気はする。それが、その直後の誓いのやりとりやら、ゼフ・ミホークたちの態度を見て、強烈にかっこいいもののように感じたのではないのかな。でも、実はそこからズレていたんだな〜て。

対するゾロは、こちらもやっぱり生い立ちのせいではあるんだけど、死は美化するものではなくて「そこで終わるもの」って意識があるとおもうんですよね。くいなの夢や時間や未来はあそこで完全に終わって、それ以上を目指せなくなったと、あの頃に学んでしまった。だから死を美化することはないし、死にたいわけでも、簡単に命を投げ出してそれでよしとする性格でもない。

だから485話の時点でサンジさんが死に花とか言ったところでちょっと見限っているというか、下に見てしまったろうな〜〜というのが印象としてあった。なんの説明も問答も無しに気絶させて黙らせたのも、対等じゃないと判断したからだろな〜〜て。あ〜〜。だからゾロとサンジさんのことあんまり対等ではない認識がある。対等だと思っていたら説明を投げて騙し討ちなんかせんとおもうし。

出会ってすぐのミホーク戦の時点でサンジさんがすごくゾロに感化されていたというか、心を動かされていた描写はあったから、サンジさんがゾロに一目置いていたのはわかりきっていたけど、ゾロからサンジさんに対する感情ってわたしはあんまりわからなかったんですよね。もちろん一味としてみなしてはいるだろうし、認めている部分はたくさんあるだろうけど、それでも自分と並び立つ存在としてはおもっていなかったんじゃないかな。精神的・肉体的というよりは、男として。

対するサンジさん自身も背伸びしてゾロに並び立とうとしていた印象があったけど、サンジさんの死に花発言を加味すると、多分あれで覚悟見せた気でいたんだろうな〜とかとおもうのよ。でもゾロにとってそれは命に対する投げやりさでしかないし、自分と並び立つ男の思考とは判断しなかったろうなって。

それがさーーーーーーー

それが今回、殺してやるってさぁ……おれが殺すまで死ぬなって言葉はさ……すごいことなんですよ。え!?まったく表現できていない。語彙力!?

なにより、○○したら○○してくれ、っていう、これは約束なんですよ。ゾロにとっての約束は死よりも重いわけで、それをおそらく理解しているであろうサンジさんがゾロだけに提示してきたのは、覚悟のあらわれでしかないんですよね。他のクルーでは殺してくれないけれども、こいつならもし自分に何かあった時に、実力的にも精神的にも確実に殺してくれるって判断した結果のあれとおもうとね。

それに今回の死はだれかのために死に花〜とかそんな綺麗なもんじゃなく、あくまでもサンジさん本人の誇りや信念にかかわるもののための死の選択(無論絶対にこの後死ぬというわけではないけど)なんですよ。それをゾロがどこまで理解しているかはわからないけど、そういう、腹にかかえた一本の槍をまもるための、信念にかかわる死の話だということはわかっているだろうので、そういう死は重んじてくれる男なんだよなあ……とおもうとぶるぶるする。今回やっと、だいぶ、ゾロはサンジさんのこと並び立つ男としてようやく目を向けてくれたんじゃないかなあ。わからんけど。まだきっかけにすぎない、ともおもうけど。これまでは、そういうふうには見ていなかったとおもうし。

ヴ……。よかったな。

イヤァ〜〜!?お前が俺を殺してくれって……なに!? すごいことですよ……。すごい……。サンジさんがロロノア・ゾロに頼むというところもとんでもない。

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